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文献詳細

雑誌文献

胃と腸33巻5号

1998年04月発行

今月の主題 大腸疾患の診断に注腸X線検査は必要か

主題

大腸癌の診断に注腸X線検査は必要か―原則不要とする立場から:ズーム式拡大内視鏡の有用性

著者: 工藤進英1 今井靖1 山野泰穂1 日下尚志1 大里雅之1 黒田浩平1 前川修司1 中里勝1 比嘉憲久1 阿部仁郎1 西尾徹1 中嶋秀麿2

所属機関: 1秋田赤十字病院胃腸センター 2早期胃癌検診協会

ページ範囲:P.721 - P.727

文献概要

要旨 大腸内視鏡検査の現状について前処置,挿入,存在診断,質的診断などのさまざまな観点から考察,検討した.大腸腫瘍の診断においてルーチン検査から精査までを内視鏡検査のみで行うことは十分に可能であると考えられた.微小な表面型早期癌の診断やpit pattern診断が重要になっている現在,注腸X線検査の併用は極めて限られた場合のみでよいと思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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