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文献詳細

雑誌文献

胃と腸33巻5号

1998年04月発行

文献概要

今月の主題 大腸疾患の診断に注腸X線検査は必要か 主題

大腸疾患の診断に注腸X線検査は必要か―私はこう考える

著者: 新原亨1 西俣寛人1

所属機関: 1鹿児島共済会南風病院消化器内科

ページ範囲:P.789 - P.789

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1.はじめに

 いま大腸癌の診断において注腸X線検査の必要性が問われている.実際,X線で指摘されていなかった病変を内視鏡で発見することはまれではない.しかし,その多くは5mm以下の腺腫であり,臨床的には致命的ではない場合が多い.そこで,当院において1992年4月から1997年3月までの5年間に外科的に切除された大腸癌324病変(早期癌142病変,進行癌182病変)を対象に,拾い上げ診断能と深達度診断能について,X線と内視鏡の成績を比較検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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