icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸33巻6号

1998年05月発行

文献概要

--------------------

書評「消化管エコーの診かた・考えかた」 フリーアクセス

著者: 竹内和男1

所属機関: 1虎の門病院消化器科

ページ範囲:P.816 - P.816

文献購入ページに移動
 消化管のエコー検査は,最近,静かなブームである.これまで,体外からのエコー検査はもっぱら肝・胆・膵などの実質臓器が対象であったが,現在では虫垂炎・イレウス・炎症性腸疾患など,消化管疾患の診断にも欠かせない存在となっている.腹痛の患者を前にして,エコーで実質臓器しか診断できないのでは-以前はそれでも面目が立ったが-今や不十分であると言えよう.

 消化管疾患の検査では何と言っても内視鏡が主役であるが,内視鏡が苦手とする疾患がいくつかある.例えば胃外発育型粘膜下腫瘍や急性虫垂炎,あるいはイレウスや炎症性腸疾患の急性期などである。これらの疾患の診断はむしろエコーの独壇場であり,大いに威力を発揮する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら