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文献詳細

雑誌文献

胃と腸33巻6号

1998年05月発行

リフレッシュ講座 病理検査手技の基本・2

外科的切除材料およびEMRの固定方法と切り出し方法

著者: 大倉康男1

所属機関: 1東京都がん検診センター検査科

ページ範囲:P.913 - P.922

文献概要

はじめに

 消化管切除材料の取り扱いについては,「胃と腸」誌でも1987年から1988年にかけて16回にわたる病理学講座が持たれ,経験豊かな先生方による詳細な解説がなされている.最近では1993年から1995年の増刊号で内視鏡的粘膜切除を含めた切除標本の取り扱いについて述べられている.また,成書も少なくない.にもかかわらず,研究会,書籍などで丁寧に取り扱われたと感じられる標本が少ないのはなぜなのであろうか.今回のリフレッシュ講座で再び取り上げられた理由がそこにある.これまでの症例を振り返ると,伸展の十分でない標本が多く,そのような点についての解説も少なかったと思われる.内視鏡的切除標本と比べて取り扱いの悪い外科切除標本の伸展方法を中心として,固定方法と切り出し方法の基本を解説した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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