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文献詳細

雑誌文献

胃と腸33巻8号

1998年07月発行

文献概要

今月の症例

食道リンパ管腫の1例

著者: 齊藤忠範1 辻直樹1 佐々木宏嘉1 横田孝一1 高橋康雄1 久居弘幸2 片平竜郎2

所属機関: 1国立札幌病院消化器科 2札幌医科大学第4内科

ページ範囲:P.1068 - P.1069

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〔患者〕70歳,男性.1996年10月初旬から嚥下時違和感が出現した.12月18日当科受診し,上部消化管内視鏡,細径超音波プローブ検査で粘膜下層に限局する食道リンパ管腫と診断し,1997年3月17日内視鏡的切除を施行後入院した.

〔内視鏡所見〕切歯から25~28cmの食道前壁側に壁の1/3周に立ち上がりなだらかで,表面は正常粘膜で覆われ結節状で透光性を有し,一部小出血部を伴う粘膜下腫瘍を認めた(Fig.1a, b,2).生検鉗子による圧迫では柔軟であった.この際の生検では病理学的診断は得られなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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