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文献詳細

雑誌文献

胃と腸33巻9号

1998年08月発行

文献概要

今月の主題 潰瘍性大腸炎―最近の話題 主題

潰瘍性大腸炎における虫垂病変―手術標本からみた虫垂病変

著者: 舟山裕士1 佐々木巖1 増田高行2 樋渡信夫3 松野正紀1

所属機関: 1東北大学医学部第1外科 2東北大学医療技術短期大学部病理 3東北大学医学部第3内科

ページ範囲:P.1213 - P.1218

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要旨 潰瘍性大腸炎における虫垂病変と大腸病変との関連について検討するために,虫垂について検索しえた手術例41例について組織学的に検討したところ,27例(66%)において虫垂病変が確認され,活動期14例,緩解期13例,正常3例,萎縮虫垂11例であった.虫垂病変と罹患範囲,重症度との間には関連がなかったことから虫垂病変は大腸病変と独立して推移している可能性が示唆された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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