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文献詳細

雑誌文献

胃と腸34巻1号

1999年01月発行

今月の主題 Ⅱ型早期大腸癌肉眼分類の問題点

主題

早期大腸癌肉眼分類―私の診断基準

著者: 味岡洋一1 渡辺英伸1

所属機関: 1新潟大学医学部第1病理

ページ範囲:P.16 - P.16

文献概要

 われわれの用いている早期大腸癌(および腺腫)の肉眼型分類とその基準をFig.1,2に示す1)2).肉眼型の判定はホルマリン固定材料で行っている.組織像は病変の高さの判定や,表面陥凹を絶対的陥凹と相対的陥凹3)(Fig.2)とに亜分類する際に参考にするが,組織ルーペ像のみでの肉眼型分類は行わない.

 隆起と陥凹から成る病変は,面積的に優位なものを先に記載する(Fig.2).隆起がⅠ型に相当する場合は,Ⅰ+Ⅱc(またはⅡc+Ⅰ)とする.陥凹周囲の隆起は腫瘍,非腫瘍(反応性粘膜)の別を問わない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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