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文献詳細

雑誌文献

胃と腸34巻1号

1999年01月発行

文献概要

今月の主題 Ⅱ型早期大腸癌肉眼分類の問題点 主題

早期大腸癌肉眼分類―私の診断基準

著者: 松永厚生1 野村美樹子1 菊池達也1 内海潔1 野田裕1 藤田直孝1

所属機関: 1仙台市医療センター消化器内科

ページ範囲:P.26 - P.26

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 早期大腸癌における肉眼形態の判定は内視鏡所見を重視し,腸管が過伸展にならない程度に伸展した状態で判定を行っている.病変の辺縁部が腫瘍性あるいは非腫瘍性かを判定するために,色素撤布法や拡大内視鏡検査は有用と考えている.切除標本での腫瘍径の計測は最大径を計測したうえで,長径,短径,高さの形式で記載する.陥凹型病変での腫瘍径の計測は,陥凹部分のみの大きさと周囲の反応性隆起部分を含めた大きさで計測を行っている.反応性隆起部と陥凹部分の境界が不明瞭の場合は実体顕徴鏡所見で判定する.以下に早期大腸癌の肉眼形態分類を示す(Fig. 1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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