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文献詳細

雑誌文献

胃と腸34巻11号

1999年10月発行

文献概要

今月の主題 胃MALTリンパ腫―Helicobacter pylori除菌後の経過 主題

胃MALTリンパ腫のHelicobacter pylori除菌後の経過と治療方針―私はこう考える

著者: 成澤林太郎1 佐藤祐一1 小林正明1 本間照1 朝倉均1 山下浩子2 渡辺英伸2

所属機関: 1新潟大学医学部第3内科 2新潟大学医学部第1病理

ページ範囲:P.1421 - P.1422

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 はじめに

 Helicobacter pylori(以下H. pylori)を除菌することにより,胃MALTリンパ腫(以下,胃MALT腫)が肉眼的,組織学的に改善したという1993年のWotherspoonらの報告以来,胃MALT腫に対する治療が大きく様変わりしつつある.しかしながら,除菌不成功例に対する対応,除菌成功例における腫瘍細胞の残存,再発,不変,増悪例の存在,H.pylori陰性例に対する治療方針,更に経過観察の間隔など,いまだにコンセンサスが得られていない点も多い.本稿ではそのような点について私見を述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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