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文献詳細

雑誌文献

胃と腸34巻12号

1999年11月発行

今月の主題 胃癌診断における生検の現状と問題点

主題

胃癌の内視鏡所見に乏しく生検で診断された癌の特徴

著者: 西俣寛人1 西俣嘉人1 美園俊明2 堀雅英3 大井秀久1 新原亨1 仁王辰幸1 松田彰郎1 島岡俊治1 田代光太郎1 谷口保2 川畑拓也2 福田芳生2 山田一隆4 末永豊邦4

所属機関: 1杜団法人鹿児島共済会南風病院消化器内科 2鹿児島大学医学部第2内科 3今村病院 4社団法人鹿児島共済会南風病院外科

ページ範囲:P.1485 - P.1494

文献概要

要旨 癌としての内視鏡所見に乏しい病変で生検により癌と正診された陥凹型胃癌155症例の特徴を占拠部位別,組織型別,内視鏡所見別に検討した.占拠部位別では前庭部に39%,胃体部に28%,胃角部に18%,分水嶺上に9%,噴門部に6%存在した.組織型では分化型癌が83%を占めていた.形態的には胃炎型36%,Ⅱc疑い35%,潰瘍29%で特徴的な内視鏡所見は得られなかった.今回検討した中から代表的と思われる症例を呈示した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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