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文献詳細

雑誌文献

胃と腸34巻12号

1999年11月発行

早期胃癌研究会症例

全身性エリテマトーデス(SLE)に合併し良性潰瘍に類似した形態を呈した大腸sm癌の1例

著者: 大野康彦1 寺井毅1 平井周2 坂本直人2 二瓶英人2 今井靖2 小林修2 三輪洋人2 萩原達雄2 佐藤信紘1 富野康日己3 橋本博史4 別府倫兄5

所属機関: 1順天堂大学医学部消化器内科 2順天堂大学医学部第1病理 3順天堂大学医学部腎臓内科 4順天堂大学医学部膠原病内科 5順天堂大学医学部第2外科

ページ範囲:P.1559 - P.1564

文献概要

要旨 患者は46歳,女性.SLE,慢性腎不全で外来通院治療中,シャント造設目的に入院.注腸X線検査で下行結腸に約20mm大の打ち抜き状の境界明瞭な陥凹病変を認め,大腸内視鏡検査による生検でadenocarcinomaと診断,下行結腸切除術を施行した.病理組織学的に扁平上皮化生を有するsm癌と判明した.大腸癌が良性潰瘍に類似した形態をとることはまれであり,扁平上皮化生を呈した点でも貴重と思われ報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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