icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸34巻3号

1999年02月発行

文献概要

特集 消化管の画像診断―US,CT,MRIの役割 総論 ルーチン検査でわかる消化管疾患とその所見 3.X線CT検査

1)腫瘍

著者: 杉野吉則1 小林成司1 布袋伸一1 今井裕1 湯浅祐二1 平松京一1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部放射線診断科

ページ範囲:P.273 - P.280

文献購入ページに移動
要旨 消化管腫瘍のスクリーニング検査としてはX線および内視鏡が最も有用であり,CTがこれに代わることはまずありえない.しかし,臨床の場では他の目的でCT検査が数多く施行されており,消化管もその画像の中に必ず撮影されているので,読影時に注意深く読影することによって,偶然に腫瘍が発見されることがある.その際の所見としては,限局した腸管壁の肥厚や腫瘤形成が挙げられ,周囲のリンパ節腫大や腸管周囲脂肪織の変化などが参考になる.検査方法としては,経口造影剤の投与などの処置を行うことによってその診断能が飛躍的に向上する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?