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文献詳細

雑誌文献

胃と腸34巻3号

1999年02月発行

文献概要

特集 消化管の画像診断―US,CT,MRIの役割 各論 US,CT,MRIを使った診断(精密検査)と治療効果の判定 2.胃・十二指腸球部 1)悪性腫瘍

②転移

著者: 宮川国久1 岩城光造1 内山菜智子1 飯沼元1 村松幸男1 松江寛人1 森山紀之1

所属機関: 1国立がんセンター中央病院放射線診断部

ページ範囲:P.327 - P.334

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要旨 US,CT,MRIにおける転移診断においては,肝転移の正診率は高い.しかし,リンパ節転移や腹膜転移の診断は肝転移に比べ困難であり,特異度は高いものの,感度は低い.USは最も簡便な検査法であり,転移診断として最初に行われるべき検査と考える.CTはUSとほぼ同等の診断能であるが,USよりも客観性が高い利点を有し,治療効果判定にも有用である.MRIは転移診断の精査として行われているが,リンパ節転移の診断能は不十分であり,今後MRI用造影剤の開発が待たれる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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