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文献詳細

雑誌文献

胃と腸34巻3号

1999年02月発行

文献概要

特集 消化管の画像診断―US,CT,MRIの役割 各論 US,CT,MRIを使った診断(精密検査)と治療効果の判定 2.胃・十二指腸球部 2)粘膜下腫瘍(胃外性圧排を含む)

粘膜下腫瘍(胃外性圧排を含む)

著者: 宮本心一1 縄野繁2 田尻久雄1 朴成和1 武藤学1 大津敦1 森山紀之3 吉田茂昭1

所属機関: 1国立がんセンター東病院内科 2国立がんセンター東病院放射線科 3国立がんセンター中央病院放射線診断部

ページ範囲:P.341 - P.348

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要旨 当院で外科的手術を施行され組織学的に確定診断のなされた胃,十二指腸粘膜下腫瘍22例のうち胃平滑筋腫および平滑筋肉腫19例を対象にUS,CT,MRIの有用性を検討した.原発巣の描出率はUSでは50%(8/16)と低かったが,超音波内視鏡(EUS)では93%(13/14)で胃壁の層構造と腫瘍の連続性が明らかになり,粘膜下腫瘍の診断には必須の検査と考えられた.CTでは94%(16/17)で原発巣の描出が可能であり,遠隔転移の有無以外に腫瘍の正確な大きさ,拡がりを知るのに優れていた.平滑筋腫瘍に関してはEUS,CTの両者あるいはいずれかの検査で内部構造がheterogenousと診断された場合は全例が平滑筋肉腫であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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