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文献詳細

雑誌文献

胃と腸34巻3号

1999年02月発行

特集 消化管の画像診断―US,CT,MRIの役割

各論 US,CT,MRIを使った診断(精密検査)と治療効果の判定 3.十二指腸腫瘍(第2部,3部)

十二指腸腫瘍(第2部,3部)

著者: 今井英夫1 堀口祐爾1 鈴木智博1 坂本宏司1 上松正尚1 久保裕史1 林隆男1 中村祐子1 浅野正裕1 伊藤隆雄1 三沢美帆1 渡辺真1 高濱和也1 保原怜子1 中野浩1

所属機関: 1藤田保健衛生大学消化器内科

ページ範囲:P.349 - P.359

文献概要

要旨 十二指腸腫瘍における消化管X線,内視鏡後に,あるいは同時期に行われるUS,CTなどの横断画像診断法の診断的意義について検討した.乳頭部癌では横断画像検査と内視鏡検査の診断的位置付けはほぼ確立された感がある.すなわちスクリーニング法として内視鏡検査,体外式US,helical CTが,進展度診断などの精密検査法として内視鏡超音波(EUS),管腔内超音波検査検査(IDUS)が位置付けられよう.特にEUSとIDUSを効率よく組み合わせることで従来は診断が困難であった十二指腸浸潤や膵浸潤の診断が可能となった.また,そのほかの十二指腸腫瘍においても粘膜下腫瘍の形態をとるものではEUS,IDUSにより,また血流の豊富な腫瘍や進行癌ではhelical CTにより診断早期の段階に質的診断が可能で進展度診断もある程度可能なものと思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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