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文献詳細

雑誌文献

胃と腸34巻3号

1999年02月発行

特集 消化管の画像診断―US,CT,MRIの役割

各論 US,CT,MRIを使った診断(精密検査)と治療効果の判定 6.大腸 1)腫瘍

①深達度・転移

著者: 横山善文1 中沢貴宏1 大原弘隆1 大河内昌弘1 土田研司1 妹尾恭司1 岡山直司1 城卓志1 伊藤誠1

所属機関: 1名古屋市立大学医学部第1内科

ページ範囲:P.401 - P.406

文献概要

要旨 大腸癌におけるUS,CT,MRIの果たす役割は周辺臓器への浸潤,リンパ節転移,他臓器への遠隔転移の有無などの情報からその病期診断と手術後の経過観察(再発の診断)にある.現状では壁深達度診断は困難であるが,周辺臓器への浸潤,明らかなリンパ節転移,肝や肺への転移の診断には欠かせない検査法であり,特に直腸癌手術後の経過観察のための定期的なMRI検査は重要である.また,USは簡便かつ非侵襲的な検査で,術後の肝転移の早期発見のためにも定期的な検査が望まれることを強調した.更に,小腸腫瘍に対するCT検査の意義についても述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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