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文献詳細

雑誌文献

胃と腸34巻3号

1999年02月発行

文献概要

特集 消化管の画像診断―US,CT,MRIの役割 トピックス 新しい画像診断の展開

2.立体計測

著者: 安田健治朗1 中島正継1

所属機関: 1京都第二赤十字病院消化器科

ページ範囲:P.463 - P.466

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要旨 消化管病変の立体計測の可能性を検証した.消化管病変を三次元像として抜き出すためには,消化管壁の詳細な描出に優れる内視鏡的超音波断層法(EUS)を用いることが望ましい.EUSでは組織とよく一致した層構造を基準に,壁内に存在する病変を抜き出すことが可能である.連続走査を可能とした超音波プローブによって病変部をスライスし,断面を厚さで乗じたものを積分すると体積を出すことができる.正確な測定にはスライス数を増やせば誤差は少なくなる.立体計測値を何に用いて,何を解析するかは今後の課題であるが,消化管病変も平面診断から立体診断となり吏に数量化できるようになる意義は決して小さいものではない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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