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文献詳細

雑誌文献

胃と腸34巻5号

1999年04月発行

文献概要

今月の主題 大腸腫瘍内視鏡的切除後の局所再発―腺腫・m癌を中心に 主題

大腸腫瘍内視鏡的摘除の根治度判定―私はこうしている―腺腫・m癌を中心に

著者: 津田純郎1

所属機関: 1福岡大学筑紫病院消化器科

ページ範囲:P.657 - P.658

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 1.はじめに

 われわれの施設の大腸腺腫・m癌に対する内視鏡的摘除(endoscopic resection;ER)の根治度判定とその手順は,ポリペクトミーと内視鏡的粘膜摘除(endoscopic mucosal resection;EMR)で異なるため,まず,ERの方法と選択を簡単に説明したうえで,水平断端からみた根治度判定を治療法別に記述する.

 なお,stalk(茎)を含めて摘除されるⅠp型とm癌の脈管侵襲陽性例などの特殊例は省略する.

 また,ER直後の治療の完成度を決める内視鏡局所所見(完全摘除,不完全摘除,判定不能)と摘除組織の回収状況(完全回収,不完全回収,回収不能)を示す用語および摘除標本の取り扱いは,「大腸癌取扱い規約」1)に準じる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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