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「アフタ様大腸炎から典型像への進展を観察しえた全大腸炎型潰瘍性大腸炎の1例」(33:1279-1285)に対して
著者: 山崎震一1 武田昌治2 飯田三雄2
所属機関: 1山崎外科内科 2川崎医科大学消化器内科Ⅱ
ページ範囲:P.672 - P.672
文献購入ページに移動Fig.2a,b,3a~c,4a,bはアフタ様大腸炎ではなく,リンパ濾胞増生症の像であると思われます.アフタ様病変は同論文の考察部でも触れられておりますが,紅暈を伴うびらん性変化であり,Fig.5a,bが合致する所見です.また,その他の理由として,リンパ濾胞の炎症がUCの病巣進展の初期病変の可能性がある(同号1202頁),またUCの発症・病因と,M細胞を含む大腸リンパ装置の間に何らかの関連があるものと推測される(同号1196頁)と言われております.したがいまして,題名は「リンパ濾胞増生症から典型像への進展を観察しえた全大腸炎型潰瘍性大腸炎の1例」とすべきと考えます.
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