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文献詳細

雑誌文献

胃と腸34巻6号

1999年05月発行

文献概要

今月の主題 大腸sm癌の内視鏡的切除をめぐって 主題

病理学的見地からみた大腸sm癌に対する治療方針―内視鏡治療の危険性

著者: 八尾隆史1 大屋正文1 上月俊夫1 恒吉正澄1

所属機関: 1九州大学医学部第2病理

ページ範囲:P.775 - P.779

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要旨 sm癌のリンパ節転移の危険因子としては,深い深達度(sm2以上),低い分化度(簇出を含む),リンパ管侵襲の3因子が重要であると考えられる.リンパ節に転移したsm癌の組織像は,①中~低分化腺癌でly(+),②中分化腺癌でv(+),③高分化腺癌でly(-),v(-)の3型に大別された.原発巣からだけではリンパ節転移の有無を予測することは完全にはできないので,sm癌であればすべてリンパ節郭清を含めた外科的手術施行が原則であるとわれわれは考える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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