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文献詳細

雑誌文献

胃と腸34巻7号

1999年06月発行

文献概要

今月の主題 AIDSとATLの消化管病変 主題症例

消化管病変を認めたHIV抗体陽性の3症例

著者: 鶴井光治1 梅沢裕信1 金井淑美1 半田豊1 川口実1 斉藤利彦1 大石毅2 福武勝幸2

所属機関: 1東京医科大学第4内科 2東京医科大学臨床病理

ページ範囲:P.895 - P.898

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要旨 近年,HIV感染患者数の急激な増加が社会問題となっている.このため,日常の診療においてHIV抗体陽性者に対して内視鏡検査をする機会もまれなことではなくなってきている.われわれは,消化管病変を認めたHIV抗体陽性の3症例を経験した.免疫不全による食道カンジダ症,CMV(cytomegalovirus)による食道潰瘍および下血を伴った大腸潰瘍であった.食道カンジダ症は,厚い全周性の白苔を有しており,CMV食道潰瘍は潰瘍底に白苔のない打ち抜き様の潰瘍であった.ともに特徴的な内視鏡像であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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