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文献詳細

雑誌文献

胃と腸34巻7号

1999年06月発行

文献概要

早期胃癌研究会症例

大腸びまん性海綿状血管腫の1例

著者: 近藤健司1 浜田勉1 北村成大2 板垣雪絵1 泉嗣彦1 奥田圭二3 田中靖3 杉原国扶4 遠藤光夫4 下屋正則5 東馨6

所属機関: 1社会保険中央総合病院消化器科 2社会保険中央総合病院病理 3社会保険中央総合病院放射線科 4九段坂病院外科 5自衛隊中央病院内科 6東京顕微鏡院内科

ページ範囲:P.917 - P.921

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要旨 患者は32歳,男性.22歳時,スポーツ中,腹部に打撲を受け,下血を自覚した.その後ときどき下腹部痛を認め,症状の増悪のため当院を受診した.注腸X線検査では上行結腸の全周性の狭小化と腸管周囲に淡い石灰化像を認め,大腸内視鏡にて,軟らかい暗紫色の静脈瘤様隆起を認めた.手術を施行し,上行結腸のびまん性海綿状血管腫と診断した.びまん性大腸血管腫は直腸~S状結腸に多く認められるが,上行結腸に存在するものはまれであった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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