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今月の主題 逆流性食道炎―分類・診断・治療 序説
逆流性食道炎―分類・診断・治療
著者: 神津照雄1
所属機関: 1千葉大学医学部光学医療診療部
ページ範囲:P.957 - P.958
文献購入ページに移動 筆者が逆流性食道炎に取り組んだ1972年ごろ,胃食道逆流症(gastroesophageal reflux disease; GERD)の概念はまだわが国にはなく,本主題にある逆流性食道炎という言葉が主体的に使用されていた.今日ではdyspepsiaの大きな概念の中にGERDがあり,更に内視鏡所見として捉えられる逆流性食道炎がある.疾患を数・定量化できる方法論である.GERDと逆流性食道炎所見の関連はパラレルでないことは当然である.本主題では逆流性食道炎の分類・診断・治療を目指したものである.欧米で高頻度にみられる高度な逆流性食道炎はなぜわが国に少ないのか,食道癌の組織型の差にも反映する.逆流性食道炎の分類は種々ある.それぞれ逆流性食道炎の自然史の過程で何を重視するのかで差がある.
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