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文献詳細

雑誌文献

胃と腸34巻8号

1999年07月発行

文献概要

今月の主題 逆流性食道炎―分類・診断・治療 主題

逆流性食道炎の時代的変遷

著者: 櫻井幸弘1

所属機関: 1NTT東日本関東病院内視鏡センター

ページ範囲:P.963 - P.969

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要旨 逆流性食道炎をretrospectiveに1978年から20年間の関東逓信病院内視鏡センターの記録から検討した.2,341例をロサンゼルス分類に従い検討した.この結果10年単位では確実に逆流性食道炎は増加していること,殊に1996年から増加傾向が加速していること,この原因に無症状のドック検査が大いに影響していることが明らかになった.また,長期観察81例の検討では,治癒するものは少ないが,大多数は不変,または軽快しており,予後については楽観してよいものと現時点では考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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