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文献詳細

雑誌文献

胃と腸34巻8号

1999年07月発行

文献概要

Topics

消化管上皮性腫瘍(gastrointestinal epithelial neoplasia)の新しい国際コンセンサス分類(Vienna classification)

著者: 加藤洋2 板橋正幸4 岩下明徳5 小池盛雄6 下田忠和8 渡辺英伸10

所属機関: 1福岡大学筑紫病院消化器科 2癌研究会癌研究所病理部 3 4茨城県立中央病院県立がんセンター病理科 5福岡大学筑紫病院病理部 6東京都立駒込病院病理科 7 8国立がんセンター中央病院臨床検査部 9 10新潟大学医学部第1病理 11福岡大学医学部第1内科

ページ範囲:P.1043 - P.1049

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 はじめに

 消化管,すなわち食道,胃や大腸における腺腫・異形成と癌の診断基準には,欧米と日本の病理医の間で大きな差が認められていた.このことは,欧米の臨床医や研究者が日本の消化管癌研究(特に早期癌研究)を評価する場合に少なからぬ混乱をもたらしていた.逆に,日本の臨床医や研究者にも混乱を引き起こした.このような状況で,世界中の消化管病理医の間に,消化管の上皮性腫瘍性病変の分類と診断について,コンセンサスを得るべきだという気運が高まった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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