icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸34巻9号

1999年08月発行

今月の主題 早期胃癌のEUS診断

読影講座

このEUS画像をどう読むか

著者: 芳野純治1 長南明道2 木田光広3 結城豊彦4 岡井高5 八尾隆史6 柳井秀雄7 中村常哉8 清水誠治9 両角敦郎10 田中雅也11

所属機関: 1藤田保健衛生大学第二病院内科 2JR仙台病院消化器内視鏡センター 3北里大学東病院消化器内科 4仙台市医療センター消化器内科 5金沢大学がん研究所腫瘍内科 6九州大学医学部第2病理 7山口大学医学部第1内科 8愛知県がんセンター消化器内科 9京都第一赤十字病院消化器科 10山梨医科大学第1内科 11大阪医科大学第2内科

ページ範囲:P.1135 - P.1162

文献概要

 芳野(司会) 超音波内視鏡が開発されてよりほぼ20年が経過し,各種の疾患に対して超音波内視鏡検査(endoscopic ultrasonography;EUS)が行われ,その有用性は確立していると言えます.一方,胃癌については,内視鏡的粘膜切除術が広く行われ,早期胃癌の深達度診断の精度を更に向上することは重要な課題です.

 早期胃癌のEUS診断では,癌巣内潰瘍を伴うものが多く,超音波像では癌巣内潰瘍に伴う線維成分と癌組織を判別できない問題点があります.このため,EUSによる胃癌の深達度診断は実際のところそれほど良くありません.しかも,癌巣内潰瘍を伴う早期胃癌も含めて,各人各様の早期胃癌の分類が発表され,わかりにくいとの批判もあります.しかし,熟読するとこれらは類似している部分が多々あります.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら