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文献詳細

雑誌文献

胃と腸35巻1号

2000年01月発行

文献概要

今月の主題 早期胃癌診断の基本所見とピットフォール 主題

早期胃癌診断の実際―ひだ集中を伴う陥凹性病変:X線所見

著者: 中原慶太13 立石秀夫13 鶴田修13 松本和博13 慶田隆二13 古波倉允13 松井豊13 辻雄一郎13 渡邉雅秀13 河野浩志13 藤田三丈13 伴茂樹13 佐田通夫13 考富士喜久生23 武田仁良23 豊永純13

所属機関: 1久留米大学医学部第2内科 2久留米大学医学部外科 3久留米大学医学部消化器病センター

ページ範囲:P.65 - P.76

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要旨 陥凹型早期胃癌の診断にあたっては,癌組織型による差を把握しておくことが重要である.多彩な胃癌組織型を分化型癌と未分化型癌とに2大別すると,X線および肉眼所見から組織型別の診断が可能となる.その基本となる所見は,①陥凹面,②陥凹縁,③粘膜ひだ,④ひだ集中の4つである.胃癌の性質,すなわち癌発生の場,発育形式,肉眼所見など組織型別の差を十分に把握したうえで,これら4つの所見をもとに病変の組織学的な成り立ちを推定していくことが診断の基本である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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