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WHOの新しい消化管腫瘍診断基準をめぐって
著者: 笹子三津留1
所属機関: 1国立がんセンター中央病院外科
ページ範囲:P.119 - P.121
文献購入ページに移動 1999年11月6日から9日の4日間,リヨンにあるWHOの癌研究機関であるInternational Agency for Research on Cancer(IARC)において「消化管腫瘍の病理と遺伝子」出版に関する会議が行われた.4日間の間に多数の共著者を一堂に集めて一気に本を編集してしまおうというわけだから,かなり強引なやり方だが,この手の本を数か月以内に完成させるにはこの方法しかないと言っても過言ではない.というわけで,缶詰状態の中で,意見の異なる連中を相手の悪戦苦闘が始まった.もちろん議論は英語であるから,圧倒的に分が悪いことは見えていたが,理論武装と準備したデータでどこまで説得できるかが焦点であった.
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