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書評「Tumor Dormancy Therapy―癌治療の新たな戦略」
著者: 小林博1
所属機関: 1(財)札幌がんセミナー
ページ範囲:P.1286 - P.1286
文献購入ページに移動 がんの治療はいま,大きな変革の時期にある.今までのがん治療の狙いはがん細胞をできるだけ叩くということで,がんの塊りが縮小すればするほど効果があったと考えられてきた.事実,がんの化学療法はそのような狙いのもとに開発され,それなりの成果を挙げてきた.
しかしながら,多くのがん患者は強い副作用に悩んできたことから考えると,これが果して理想的な延命効果として評価してよろしいかとなると疑問の余地があった.
しかしながら,多くのがん患者は強い副作用に悩んできたことから考えると,これが果して理想的な延命効果として評価してよろしいかとなると疑問の余地があった.
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