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文献詳細

雑誌文献

胃と腸35巻13号

2000年12月発行

今月の主題 21世紀への消化管画像診断学―歩みと展望

主題

臓器別からみた形態診断学―小腸検査の展望

著者: 松川正明1 小林茂雄2 幸田隆彦1 山本亘1 斎藤光次1 平塚伸1 栗原稔1 長谷川真3

所属機関: 1昭和大学附属豊洲病院消化器科 2翠明会山王病院健康管理センター 3昭和大学附属豊洲病院放射線科

ページ範囲:P.1619 - P.1626

文献概要

要旨 小腸検査はX線検査が今後とも主流となる.X線検査は経口投与法,逆行性造影法,経ゾンデ直接投与法がある.この中でも経ゾンデ直接投与法による小腸二重造影法が,小病変も描出でき,小腸疾患の診断の要となっている.今後の小腸検査で急速な進展が期待される検査としてMR検査,特にhalffourier acquisition single-shot turbo spin-echo MR(HASTE MR)は腸閉塞,腸壁の肥厚などの所見をよく捉えられる.しかし,このMR検査では疾患の診断まで到達できない.今後,若年者の炎症性腸疾患で確定診断がついた症例ではX線障害などを考えると,治療効果などをMR検査でみるようになる可能性が高い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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