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文献詳細

雑誌文献

胃と腸35巻13号

2000年12月発行

今月の主題 21世紀への消化管画像診断学―歩みと展望

主題

病理形態診断と分子生物学

著者: 落合淳志1

所属機関: 1国立がんセンター研究所支所臨床腫瘍病理部

ページ範囲:P.1635 - P.1640

文献概要

要旨 ヒト全遺伝子配列の解読が終わると,これまで以上に新たに病理形態像と深く関わる分子やがんの生物像に深く関わる分子機構も明らかにされると考えられる.このような背景を基に,病理診断は形態診断としての疾患の存在診断にとどまるだけでなく,手術術式の選択に関わる情報や,化学療法または放射線療法など治療法選択に関わる病理診断情報を要求されると思われる.現在でも既に免疫染色を主体として分子生物学的手法が日常の病理診断に関わってきている.本稿では,消化管病理形態診断と分子生物学的検査について現況と今後の展望そしてその問題点について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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