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文献詳細

雑誌文献

胃と腸35巻2号

2000年02月発行

文献概要

今月の主題 炎症性腸疾患における生検の役割 序説

炎症性腸疾患における生検診断の役割

著者: 武藤徹一郎1

所属機関: 1癌研究会付属病院

ページ範囲:P.135 - P.136

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 癌,腺腫などの腫瘍性疾患においては,治療方針を決定するために生検診断は,極めて重要な役割を有している.癌であるか良性の腫瘍であるかによって,治療方針は全くと言ってもよいほどに変わるので,生検診断をつける病理医の責任は重大である.病理医がしばしば裁判官に例えられる理由もここにあると言える.組織診断の基準が病理医の問で合致しないからとて,臨床家が不満をもらすのも事の性質上,止むを得ないことなのである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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