icon fsr

文献詳細

雑誌文献

胃と腸35巻3号

2000年02月発行

文献概要

特集 消化管ポリポーシス2000 総論

消化管ポリポーシスの治療とサーベイランス

著者: 中川一彦12 山村武平12 権藤延久12 藤原由規1 宇都宮譲二2

所属機関: 1兵庫医科大学第2外科 2兵庫医科大学先端医学研究所・家族性腫瘍部門

ページ範囲:P.301 - P.308

文献購入ページに移動
要旨 消化管ポリポーシスを呈する疾患は遺伝性を示すものが多く,患者は通常の人に比べ腫瘍を発生しやすい段階を既に保持して生まれてきた個体と考えられ,癌研究の端緒を担う疾患群として注目を集めている.本稿では家族性大腸腺腫症を中心にTurcot症候群,Peutz-Jeghers症候群,若年性ポリポーシス,Cowden病の最近の分子生物学的知見や臨床の知見をもとに治療法の選択,そしてサーベイランスの方針とその進め方について考察した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?