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文献詳細

雑誌文献

胃と腸35巻3号

2000年02月発行

文献概要

特集 消化管ポリポーシス2000 総論

消化管ポリポーシスの遺伝子異常

著者: 馬場正三1

所属機関: 1浜松医科大学第2外科

ページ範囲:P.309 - P.317

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要旨 消化管ポリポーシスはポリープが消化管に多発したものを言うが,各疾患によりポリープの分布と数に違いがあること,悪性化の頻度も異なることなどを十分理解する必要がある.まず消化管ポリポーシスは,遺伝性,非遺伝性,あるいは腫瘍性,非腫瘍性に大別される.腫瘍発生学上重要な位置を占める疾患が多く,最近の分子生物学の進歩により遺伝性のものから次々にその原因遺伝子がクローニングされてきた.これらは消化管以外にも種々の組織や臓器に随伴病変を伴う,いわば全身性症候群とも言える.主な消化管ポリポーシスの遺伝子異常について概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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