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文献詳細

雑誌文献

胃と腸35巻3号

2000年02月発行

文献概要

特集 消化管ポリポーシス2000 主題症例

胃癌を合併した若年性胃腸管ポリポーシスの1例

著者: 古川敬一1 八尾建史1 松井敏幸1 八尾恒良1 岩下明徳2 重松明博3

所属機関: 1福岡大学筑紫病院消化器科 2福岡大学筑紫病院病理 3二日市共立病院内科

ページ範囲:P.437 - P.444

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要旨 患者は57歳,男性.1993年4月当科を受診し蛋白漏出性胃腸症(α1-antitrypsin clearance高値),鉄欠乏性貧血を認め,胃全体に肥厚した粘膜とびまん性多発性小ポリープを認めた.ポリープは前庭部に高度に密集し組織学的に若年性ポリポーシスであった.また前庭部のポリープの最密集部には腺癌の合併を認めたため胃全摘術を施行した.大腸には4個の若年性ポリープが合併していた.以上,胃癌を合併した若年性胃腸管ポリポーシスの1例を経験したので若干の文献的考察を行った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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