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文献詳細

雑誌文献

胃と腸35巻7号

2000年06月発行

文献概要

早期胃癌研究会症例

内視鏡的粘膜切除しえた食道カルチノイドの1例

著者: 追矢秀人1 大川清孝1 佃博2 井上健2 佐野弘治3 中井隆志1 青木哲哉1 川崎靖子1 木岡清英1 倉井修1 根引浩子1 岡博子1 針原重義1 黒木哲夫4

所属機関: 1大阪市立総合医療センター消化器内科 2大阪市立総合医療センター病理 3大阪市立北市民病院内科 4大阪市立大学医学部第3内科

ページ範囲:P.971 - P.976

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要旨 患者は68歳,女性で,心窩部痛,胸やけ,体重減少を主訴に当科を受診した.上部消化管内視鏡検査にて胸部下部食道に径1.5cm大の中心陥凹を伴う発赤した粘膜下腫瘍様の隆起性病変を認めた.超音波内視鏡検査で病変の主座は粘膜固有層と判断し,内視鏡的食道粘膜切除術を施行した.組織学的にはカルチノイドで,深達度はm,水平断端,垂直断端とも陰性であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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