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文献詳細

雑誌文献

胃と腸35巻8号

2000年07月発行

文献概要

今月の主題 多発大腸癌 序説

多発大腸癌

著者: 牛尾恭輔1

所属機関: 1国立病院九州がんセンター放射線科・消化器科

ページ範囲:P.985 - P.988

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 最近,多発大腸癌の重要性が,これまでに増して述べられている.そこで多発大腸癌が課題として,取り上げられた背景について述べてみたい.まず,第51回の大腸癌研究会(1999年,当番世話人:下山孝先生)が神戸市で開催された.そのときの主題の1つとして,「大腸多発癌(異時性・同時性)の検討」が取り上げられ,その中で多発癌に付随して重複癌の演題も多く提出された.しかしその際,大腸癌取扱い規約に多発癌や重複癌の定義が,記載されていないので,統計などの対応と処理に苦慮したとの問題が提起された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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