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文献詳細

雑誌文献

胃と腸35巻8号

2000年07月発行

文献概要

今月の主題 多発大腸癌 主題症例

胃との重複癌を伴った異時性ならびに同時性多発大腸癌の1例

著者: 大城辰雄1 鴻江俊治1 岩下生久子2 堤修一3 馬場秀夫1 池田泰治1 中島秀彰1 藤也寸志1 岡村健1 奥村幸哉2 清成秀康2 古賀充2 八反田洋一3 牛尾恭輔2 黒木克郎4 上田裕之5

所属機関: 1国立病院九州がんセンター消化器部外科 2国立病院九州がんセンター放射線部 3国立病院九州がんセンター検査科病理 4黒木胃腸科外科病院 5上田内科医院

ページ範囲:P.1042 - P.1046

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要旨 患者は65歳,男性.癌家族歴はない.18年前に盲腸癌にて右側結腸切除術を受けている.今回,血便と貧血症状が出現し精査を行ったところ,胃1病変ならびに横行結腸1病変,S状結腸1病変,直腸2病変を認めた.胃部分切除術,横行結腸切除術,骨盤内臓器全摘術により治癒切除となった.同時性5多重癌のうち胃も含む3病変について切除標本病理組織検査にてmucinous omponentを認めた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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