文献詳細
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書評「メディカルクオリティ・アシュアランス―判例にみる医療水準」 フリーアクセス
著者: 落合武徳1
所属機関: 1千葉大学医学部第2外科
ページ範囲:P.1168 - P.1168
文献概要
現在,連日のようにマスコミは医療ミスを報じている.そのようなミスを防止するために各病院ではヒヤリハットレポートなどを作成して,業務管理の上からリスクマネジメントに力を入れている.それと同時に,医事紛争を避けるためには日々進歩を続ける医療において,現時点の水準にかなった医療を提供することが重要で,これが本書のタイトルであるクオリティ・アシュアランスの概念である.アメリカではリスクマネジメントとクオリティ・アシュアランスは重視されていて,各州の医師資格更新のための講習会には10%含まれることになっているという.
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