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文献詳細

雑誌文献

胃と腸36巻1号

2001年01月発行

文献概要

今月の主題 表層型胃悪性リンパ腫の鑑別診断―治療法選択のために 主題

表在型胃悪性リンパ腫の鑑別診断―超音波内視鏡診断

著者: 芳野純治1 永田正和1 乾和郎1 若林貴夫1 奥嶋一武1 小林隆1 三好好尚1 中村雄太1 渡辺真也1 加藤芳理1 江藤奈緒1 神谷直樹1

所属機関: 1藤田保健衛生大学第二病院内科

ページ範囲:P.69 - P.74

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要旨 早期胃癌140例144病変,悪性リンパ腫13例26病変,うち表在型リンパ腫10病変に対して超音波内視鏡像の特徴を検討した.早期胃癌は病変部のエコーが均一と不均一な病変がほぼ同数で,第3層と第4層の間のエコー輝度を呈する病変が多く認められた.また,病変の境界が鮮明と不鮮明な病変もほぼ同数認められた.境界不鮮明な例は癌巣内潰瘍の合併率が多く認められた.悪性リンパ腫は内部エコーの均一な例が多く,境界明瞭で,第4層のエコー輝度に類似する病変が多く認められた.表在型悪性リンパ腫では第3層と第4層の間のエコー輝度を呈する例がやや多く,内部エコーが不均一な例が多くみられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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