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文献詳細

雑誌文献

胃と腸36巻10号

2001年09月発行

文献概要

今月の症例

転移性胃癌の1例

著者: 宗本義則1 浅田康行1 小林弘明1 田畑信輔1 天谷奨1 俵矢香苗1 阿部仁郎1 斉藤英夫1 藤沢克憲1 笠原善郎1 村上真也1 三井毅1 飯田善郎1 三浦将司1

所属機関: 1福井県済生会病院外科

ページ範囲:P.1224 - P.1226

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 〔患 者〕65歳,女性.主訴は全身倦怠感.既往歴に1994年8月肺癌で右下葉切除.現病歴では,1994年肺癌切除後特に問題なく外来経過観察中,1996年8月より全身倦怠感出現し,1996年8月13日上部消化管内視鏡検査にて異常を指摘され入院となった.

 〔上部消化管造影所見〕胃噴門部に約5cmほどの円形の腫瘍を認め,腫瘍の立ち上がりはなだらかで正常粘膜像を示した.腫瘍の頂部に不整形の潰瘍を思わすバリウムの溜まりを認めた。腫瘍は一部食道ド端に浸潤していた(Fig. 1a~c).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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