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文献詳細

雑誌文献

胃と腸36巻10号

2001年09月発行

今月の主題 縮小治療のための胃癌の粘膜内浸潤範囲診断

主題

X線からみた胃癌の粘膜内浸潤範囲診断

著者: 横山善文1 妹尾恭司1 片岡洋望1 佐々木誠人1 奥村文美典1 渡辺勝志1 竹園康秀1 伊藤雄介1 谷田諭史1 松井泰道1 大島忠之1 等々力勇三1 藤田史岳1 溝下勤1 伊藤恵介1 城卓志1 伊藤誠1

所属機関: 1名古屋市立大学医学部第1内科

ページ範囲:P.1238 - P.1247

文献概要

要旨 近年,早期胃癌に対してEMR,腹腔鏡補助下の手術,種々の縮小手術が行われるようになり,術前の正確なStage診断の重要性が再認識されている.そこで,胃癌の粘膜内浸潤範囲診断について,組織型によるX線像の差異,Ⅱb様病変のX線診断,噴門部および胃体部癌の口側浸潤範囲と表層拡大型胃癌のX線診断について,症例を呈示し解説した.胃癌の粘膜内浸潤範囲診断を確実なものにするには,病変が忠実に造影されたX線像を描出することが必要で,そのためには病変の存在別の造影法に習熟しておくことが大切である.また,正確な粘膜内浸潤範囲診断は術式の選択,患者のQOLを左右する重要なポイントである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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