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今月の主題 縮小治療のための胃癌の粘膜内浸潤範囲診断 主題
早期胃癌に対する外科的胃局所切除術
著者: 梨本篤1 藪崎裕1 田中乙雄1
所属機関: 1新潟県立がんセンター新潟病院外科
ページ範囲:P.1276 - P.1278
文献購入ページに移動当院での切除胃癌に対する早期胃癌率は1988年には53.2%と過半数を超え,1996年には60.4%に達した.特に粘膜内(m)癌が増加し,早期胃癌の中でもさらに早期の癌の占める割合が増えている.転移形式や転移頻度が明らかになってきたため,1991年から外科的胃局所切除術(surgical local resection;SLR)を開始した1).この術式は小開腹による胃局所切除術として考案し,全層ではなく粘膜下層までを確実に切除する方法である.今回はSLRの手技および適応を述べるとともに,2000年末までに開腹下で施行したSLR155例の成績につき検討を加えた.
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