文献詳細
--------------------
書評「肝腫瘍の造影ハーモニックイメージング」 フリーアクセス
著者: 沖田極12
所属機関: 1日本肝臓学会 2山口大学医学部・先端分子応用医科学講座消化器病態内科学
ページ範囲:P.1402 - P.1402
文献概要
この度,畏友工藤正俊教授が「肝腫瘍の造影ハーモニックイメージング」という本を出版されたが,本書は活字離れの時代に育った若き医師たちにとっても挿入された多彩な症例からの鮮明で説得性のある超音波画像と解説図を見終われば造影ハーモニックイメージングの肝腫瘍の質的診断における重要性を十分理解できるように工夫されている.特に,第1章から13章まではハーモニックイメージングそのものの原理や検査手技の実際がわかりやすく解説されており,本書を読めばすぐにでも検査が始められるという心配りである.加えて,何よりもありがたいのはこの領域で汎用される用語について章を設けて解説されていることで,これは読者にとっては大変便利である.
掲載誌情報