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文献詳細

雑誌文献

胃と腸36巻11号

2001年10月発行

今月の主題 sm massive以深に浸潤した10mm以下の大腸癌

主題

sm massive以深に浸潤した10mm以下の大腸癌の治療

著者: 山本聖一郎12 渡邊昌彦1 長谷川博俊1 山本健太郎1 吉馴健太郎1 北島政樹1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部外科 2国立がんセンター中央病院外科

ページ範囲:P.1433 - P.1438

文献概要

要旨 sm massive以深に浸潤した10mm以下の大腸癌の臨床病理学的特徴と治療方針に関して検討した.外科的に切除した腫瘍径10mm以下のsm以深に浸潤を認める大腸癌55病変のうち,進行癌は4例(7.3%)であった.10mm以下のsm massive癌と11mm以上のsm massive癌の比較では前者でリンパ管侵襲陽性率が低値であった以外には臨床病理学的に悪性度に差は認めなかった.術前に10mm以下のSM massive'以深の大腸癌と診断した場合には11mm以上の病変と同様の治療法を選択すべきだと考える.また腹腔鏡手術は早期大腸癌の外科的治療に関しては第一選択であり,進行癌に対しても適応を広げつつある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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