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今月の症例
陥凹型微小早期十二指腸癌の1例
著者: 郷田憲一1 多田修治1 藤本貴久1 須古博信1 荒井光広2 神尾多喜浩3
所属機関: 1済生会熊本病院消化器病センター 2済生会熊本病院外科 3済生会熊本病院病理
ページ範囲:P.1462 - P.1465
文献購入ページに移動〔上部消化管内視鏡所見〕下十二指腸角より2~3cm肛門側の十二指腸第3部皺襞上に,約5mm大で辺縁隆起を伴う発赤調の陥凹性病変を認めた(Fig. 1a,b).色素撒布像にて辺縁は不整で陥凹内の一部に微細顆粒状の変化がみられた(Fig. 1c,d).本症例はITPを合併しており,出血のリスクが高いと判断し生検を断念した.
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