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文献詳細

雑誌文献

胃と腸36巻13号

2001年12月発行

今月の主題 早期胃癌診療の実態と問題点

主題

早期胃癌の術前診断(EMR適応病変を中心に)―EUSの立場から

著者: 長南明道1 三島利之1 安藤正夫1 田村知之1 日下利広1 望月福治1

所属機関: 1JR仙台病院消化器内視鏡センター

ページ範囲:P.1625 - P.1632

文献概要

要旨 比較的小さく,潰瘍性変化を伴わず,深達度も浅いEMR適応病巣では,EUS診断能は,肉眼型,部位にかかわらず良好であったが,内視鏡と比べて明らかな差は認めなかった.また,EUS,内視鏡ともに正診したものは全病巣の91.2%と高く,内視鏡診断に対するEUS診断の上乗せ効果はさほど期待できなかった.すなわち,EUSはきれいに描出されればその診断能は客観的で説得力があるが,ことEMRの適応決定においては必須の検査とは言い難かった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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