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文献詳細

雑誌文献

胃と腸36巻13号

2001年12月発行

文献概要

今月の主題 早期胃癌診療の実態と問題点 主題

―治療面からみた実態と問題点―早期胃癌の治療法の変遷

著者: 阪眞1 笹子三津留1 佐野武1 片井均1

所属機関: 1国立がんセンター中央病院外科

ページ範囲:P.1633 - P.1638

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要旨 早期胃癌治療は標準的手術の時代を経て,1980年代から多様化の時代に入った.その方法論は内視鏡的治療と,手術療法に大別できる.内視鏡的治療は,内視鏡的粘膜切除(EMR)の出現により本幹が形成された.1990年代からは適応が拡大され,診断的EMRという概念が形成されつつある.手術療法は,1980年代にリンパ節郭清の縮小が提唱されたことに続いて機能温存手術が導入された.1990年代には腹腔鏡手術が移入され,より低侵襲の治療が模索されている.今後は,施設間の適応をできるだけ均質化することが望まれる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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