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文献詳細

雑誌文献

胃と腸36巻13号

2001年12月発行

消化管病理基礎講座

胃悪性リンパ腫の肉眼形態と組織像の対比

著者: 八尾隆史1

所属機関: 1九州大学大学院医学研究院形態機能病理

ページ範囲:P.1669 - P.1675

文献概要

はじめに

 胃悪性リンパ腫の肉眼型として佐野の分類(①表層型,②潰瘍型,③隆起型,④決潰型,⑤巨大皺襞型)や八尾の分類(①表層拡大型,②腫瘤形成型,③巨大皺襞型)があるが,多彩な形態をとる場合も多いので,本稿で詳細まで完全に解説することはできない.また,リンパ腫の組織分類は日本のLSG分類,WHO分類,Kiel分類,REAL分類などさまざまな分類が成されているが,それら詳細な組織分類についても本稿では省略する.リンパ腫の肉眼形態と病理組織構築との対比においては,表層型と腫瘤形成型の2つに分けて考えるほうが理解しやすいので,代表的な2つの型である表層型と腫瘤形成型について実際の代表的症例を用いて解説することにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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