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文献詳細

雑誌文献

胃と腸36巻3号

2001年02月発行

文献概要

特集 消化管癌の深達度診断 各論 1.食道癌の深達度診断

4)X線CT,MRI像からみた深達度診断

著者: 岡住慎一1 吉永有信1 近藤悟1 須ノ内康太1 大平学1 高山亘1 岩崎好太郎1 牧野浩文1 大月和宣1 三浦文彦1 落合武徳1 神津照雄2 梁川範幸3 飯森隆志3

所属機関: 1千葉大学医学部第2外科 2千葉大学医学部附属病院光学医療診療部 3千葉大学医学部附属病院放射線部

ページ範囲:P.315 - P.320

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要旨 食道癌診療の成績向上には,的確な深達度診断とリンパ節診断による治療方針の選択が不可欠で,CTおよびMRIが主として担う“他臓器浸潤診断”は外科切除の適応決定とneo adjuvant療法の選択のために重要である.臓器と腫瘍との相互形態によるdynamic CTおよびMRIの判定成績では,大動脈浸潤の診断は良好であったが,気管支,肺,肺静脈への浸潤診断は困難であった.しかし,近年開発されたヘリカルCTと画像解析技術による3D-volume rendering dynamic CTでは,CTの弱点であった濃度分解能を飛躍的に改善し,介在脂肪層および結合組織層の強調により従来の問題点を解決しつつある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1219

印刷版ISSN:0536-2180

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